ちょっとしたDIY
みなさんこんにちは。コンテンツ部の津田です。
暑い日が長く続いていましたが、もう彼岸ということで涼しくなってきましたね。
秋はイベントが多い時期、中継・収録に使用する機材のラック積替え・配線作業を少しずつやっていました。
カメラコントロールユニット(CCU)と、コントロールパネル。カメラの明るさ・色調を調整したり、
映像の入出力を行う機械です。操作パネルを追加するため、背の高いラックに引っ越し・引出し型の棚板を入れました。
みなさんが良く見かける映像用のケーブルといえば、HDMIケーブルかと思いますが、
放送用の業務機器には「SDIケーブル」が使われている事が多いです。
↑ SDIケーブル
↑ 機器側のコネクタ。大量に並んでいます。
HDMIと比較して、ロックがあるので抜けにくい・頑丈・長距離のばせる・安い と、
色々なメリットがありますが、他にも良いところがあります。
それは、ちょっと頑張れば自作できる!というところです。
ラックの中におさめた機器間をつなぐケーブル、今回は20本近く必要になります。
既製品を買ってつなぐ方が楽&信頼できるのですが、他でも配線をやり直したいところ、
短いケーブルに入れ替えたい箇所があったので、
自作用のケーブル(今回は L-2.5CHD)とコネクタ(BCP-B25HD)、専用工具を用意して挑戦してみました。
ケーブル施工はまだ2回目(約9か月ぶり)。手順確認に時間がかかり、うまく被覆をむけず、しっかりコネクタが入らず、と、
かなり苦戦したのですが、何とか形になりました。
既製品や、プロの技術者の方が作ったケーブルには遠く及びませんが、長さが2m以内、
遠くと接続する箇所でもないし、既設配線の抜き差しもほぼしないので大丈夫!だと、思います。(不具合が出たら作り直せばいいし、、)
CCNにはLANケーブルを自作する方も複数いますが、LANは1本の線の中にある8本の細い線の被覆をむいて、コネクタにつなぐ必要があります。
SDIケーブルは中心の1本をつなげばOK。お手軽施工なのですが、まだまだ練習する必要がありそうです。
たまに(少しだけ)やると楽しい仕事のご紹介でした。
スタッフブログに戻る